世界で起きていること 01

性別適合手術(SRS)などの要件なしでも性自認に基づいて法律上の性別を変えることが出来るセルフID制を採用している国では、すでに多くの問題が起きています。

また、「法律上の性別を定める法律そのもの」は変わっていなくても、「公衆施設などの利用基準が性自認に基づくことを定めている法律」が存在していたり、トランスロビー団体の研修を受けた企業や自治体などがそれを方針としている場合、同じような問題が起きています。

日本はこの状況を後追いしようとしています。

セルフID制度が導入された各国において、以下のような、共通する様々な問題が起きています。

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統計や医療への影響

セルフID制が進んでいる国や州では、出生時の性別欄の記載やその他の公式書類の性別欄の記載において、生物学的性別にもとづくのではなく、男女以外の「性別」記載や、自認による性別記載が認められるようになっています。あるいは、そもそも性別記載欄の廃止も進んでいます。

もちろん、性別の記載をとくに必要としない場面では性別記載欄の廃止は合理的でしょうが、出生届、医療、福祉、賃金、雇用、生活実態などほとんどの場面では、生物学的性別の記載は重要な情報源であり、統計上の男女格差を明らかにする上でも重要です。とくに医療の分野では、男女の生物学的差異は決定的であり、医療過誤を引き起こさないためにも、生物学的性別の確認は不可欠です。

  

女性専用スペースが守られなくなっている

トイレやシャワールーム、脱衣所や更衣室、シェルターや避難施設などの女性専用スペースに身体的には男性である人が入ることが起きています。そのような人を通報した場合に、 通報者の女性の方が「 差別をした」として逆に通報されてしまう例もあります。利用者を身体的女性に限ることにしていたDVシェルターが、「差別的である」として非難を浴び脅迫を受けたのみならず、公的な支援を打ち切られた例もあります。

犯罪者として逮捕された男性が、突然自分の性自認は女性だと言い出し、そのために女子刑務所に送られる事例も急増しています。女性受刑者たちの安全は守られず、レイプされる事件も起きています。

女性スポーツの問題

多くの種目において、国際レベルの多くの大会では現在 、生物学的に男性である人もテストステロン値で一定以下の値であれば、性別適合手術を受けていなくても女子選手として出場することが可能になっています。「トランス女性」選手に求められているテストステロン値は男性の平均値よりはかなり低いものですが、女性の平均より10倍近く高い数値になっています。(※国際オリンピック委員会は数値基準の見直しを予定しています)

また骨格や筋肉などにおける男性の優位性はテストステロン値を下げてもほとんど変わりません。そのため、競技としての公平性を根本的に破壊する結果になっています。エリートスポーツのみならず、アメリカ合衆国などのように、公立学校でのスポーツの性別区分も自認を基準とすることが求められている国もあります。女子高校生がスポーツで奨学金を得て進学しようとする際にも、トランスジェンダーの選手たちと競わなくてはなりません。

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